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ひでちゃんのこと。
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最初にひでちゃんを見たのは、2006年3月の宇治の短期の練成会のときだった。
アディダスのニット帽をかぶっていて、食堂で誰かとごはん食べてた。
遠くから見ただけなのになぜだかすごく覚えてる。

その次はひでちゃんが一般練成に来た時。
私が研修生になって初めて受付で案内係やってて、なんかもう夜だったからあんまり人来なくてぼけっとしてたら、ひでちゃんが来た。
ありがとうございまーす。
あれーこの人こないだも来てたよなあ、若いなあ、都会の人ってかんじだなあ、ひとりで来たんだあ。
あ、靴でかい。ひとつの袋で入るかな。
入りますか?2つ袋いりますか?って聞いたら じゃあ2つってひでちゃんは冗談で言ったのに
私がふつうに2枚渡したら、すごい笑われた。いやー1枚で大丈夫です(笑)
あーまたボケてしまった・・
それにしてもこの人どんな事情で来たのかな。悩みなんてなさそうなのになあ、かっこいいし。

ひでちゃんが練成中の時のことはあまり覚えてない。
ただ座談会の時に「ぼくは脳腫瘍で・・」と聞いたときは心臓がしゅって縮む感じがした。
こんなに若いのに、なかなかかっこいいのに。気の毒だな、早く治るといいなあと思った。

その10日間の練成のあと、ひでちゃんは伝道にも出ていてすごくびっくりした。
ふつうは、若い人なんて特に一般練成だけで帰っちゃうのに。
私は伝道練成2日目の日に一時帰宅で帰ろうとしていた。
朝、末一での聖経読誦にだけ加わった。
そのときタスキをかけたひでちゃんが見えた。

私は初めての一時帰宅だった。
まだお母さんとギクシャクしてたけど、前よりは良かった。
ただまだ宇治に居なくちゃと思った。
自分の道がはっきりするまで帰らないと決めた。

3、4日後に宇治に戻った。
新しく清水さんが2回目の研修生として加わっていた。
3月のおわり、お昼の幽斎殿に行ったら清水さんと一緒にひでちゃんがいた。
明るい日差しの中でひでちゃんは私にたっぷりの笑顔で
「ありがとうございます!今日から研修生やるのでよろしくお願いします!」
ってあいさつしてくれた。

私は驚いて、あ、どうも よろしく。がんばってください。くらいのことしか言えなかった。
研修生やるのかあ、すごいなこの人。よく決めたなあ、宇治っぽくないのに。
なんとも私には都会的な印象だったので(東京の人!って感じがした)
今までこういうタイプの人と知り合う事もなかったから新鮮だった。
このときからなんだか好意的だなあと思った。

その日は合祀祭だった。私も初の研修行事が合祀祭だったなあと思い出してた。
ひでちゃんはなにするの?って聞いてたから、ただ霊牌をたっくさんよむんだよーて言った。
初めてだと戸惑うよな。
ひでちゃんは法衣の着かたが分からなくて教えてあげたような気がする。
私が一人で座ってたらとなりにひでちゃんが来た。
正座が大変だったね。

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