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ひでちゃんのこと。
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ひでちゃんとのことをつらつら書いてきました。
書いているうちに、こころが安らかになっていくのが分かりました。
私はなんという幸せな恋をしたのだろうと思いました。
 
ひでちゃんとの出会いから別れの想い出は、本当にきれいで、まるで映画を見ているようです。
あの深い悲しみさえ、美しいと思いました。
 
ひでちゃんの死から3年近くたって、やっとこうして、客観的に自分を見ることができるようになりました。
 
ひでちゃんという人は、本当に目がきれいで、純粋で、素直な、そしてとても強い人でした。
そして私の頑な心をゆっくりと溶かしてくれました。
ひでちゃんは私を救ってくれました。
 
このブログを書くにあたり、心がけたのは、ひたすら私の記憶そのままを正確に文字に起こすこと、正直な気持ちで書くということでした。
 
書いているうちに、自分の中だけで納めていたらいけないと強く感じました。
同じ経験をしている人と共有したいと思いました。
また、そうでない人にも伝えたいと思いました。
 
けれども最初はなかなか勇気が出ず、半月ほど公開せずにいました。
 
今年の10月、私はある展覧会に絵を出品しました。
12日が初日で、祝日でした。
ひでちゃんのお父さんとお母さんが大きな花束を持って見に来てくれました。
12日はひでちゃんの誕生日で、私はこの日にひでちゃんのご両親と同じ時間を過ごせたことに感動していました。
幸せな日でした。
 
これはきっとサインなんだな、と思ってその日から公開しました。
 
たくさんの人が読んで、泣いてくれました。
同じ経験をした人たちとも、想いを共有することができました。
これがひでちゃんの望みだったのだな、と思いました。
 
そして、かずこ先生から再びお手紙をいただきました。
私はこのお手紙を読んで、なにか自分の中でひとつ越えられたのを感じました。
ひでちゃんとのこころの距離がなくなったように感じました。
 
きっとひでちゃんと一緒に書いていたんだなあと思います。
 
ひとりではきっとできないと思います。
 
ひでちゃんのお母さんからもメールをいただきました。
 
 
ブログありがとうございます。
よみすすめながら、たくさん泣き、そして今、静かなあたたかな気持ちです。
ひでが私たちの息子にとどまらず、大切なことを伝える存在なんだなあと
嬉しく胸がいっぱいです。
芳実ちゃんのおかげ。ありがとうございます。
 
 
私はなによりも、このひでちゃんのお母さんのメールが最高に嬉しかった。
ひでちゃんが言いたかったことを、ちゃんと私は表現できているか心配だったからです。
ああ、本当によかった、ひでちゃんありがとう、私を選んでくれてありがとうと、感謝の想いでいっぱいになりました。
 
これでとりあえずおわりにしようかと思います。
もちろんひでちゃんを愛する気持ちは変わらず、私はこれからも生きていくと思います。
共に次にすすんでいこうと思います。
 
またなにか思い出したら書くと思います。
まだしまってあるエピソードはたくさんありますから。
 
読んでくださったみなさまに感謝します。
ありがとう。
 
竹内 芳実

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