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ひでちゃんのこと。
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もし、あなたのそばに、大切な人を失った人がいたら
どうぞ、何も言わずにその人のそばにいてあげて下さい。
その人がもし何かを語り出したら、静かに聞いてあげて下さい。
 
それは言葉にならない涙かもしれません。
誰にぶつけていいのか分からない怒りかもしれません。
後悔かもしれません。
懐かしい思い出かもしれません。
 
繰り返し、繰り返し、その人は語るでしょう。
同じことを何度も、何度も。
あるいは泣き続け、叫び続けるかもしれません。
 
その人のそのままをただ見てあげてください。
必要ならそのあなたの肩をかしてあげてください。
 
その人の悲しみを理解しようなどと、思う必要はありません。
その人を何とか立ち直らせようとする必要もありません。
 
あなたがただそばで寄り添って聞いてあげるだけで、
その人はおのずと理解します。
ひとつ感情を解放するごとに、ひとつ癒されます。
 
 
もしあなたが、大切な人を失ったのなら、
とにかく涙が枯れるまで
泣いて、泣いて、泣きつくして下さい。
 
怒りを感じたなら、その怒りをそのまま表現してください。
よい子になってはいけません。
抑えてはいけません。
 
無様に、ぐちゃぐちゃになって泣いていいのです。
 
涙は必ず止まる時がきます。
静かに受け止められる時がきます。
だから、今はひたすら悲しみを、怒りを、無念を表現してください。
 
悲しみを表現し、解放されたあとに残るのは、その大切な人とあなたとの間にある豊かな愛情です。
 
愛情や想いは大切な人を失った後にも続いているということに気づきます。
 
時間はかかるかもしれません。
時間をかけていいんです。
 
きっと何にも代えがたい大事なものを得ていたことに気づくでしょう。
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無題
はじめまして!
ashikabiさんのブログからきました。

転居してやっと今日インターネット回線がつながり、いの一番に覗いたサイトですばらしい人生に出会えました。
はじめからここまで一気に読ませていただきました。
 涙が止まりませんでした。

特に彼のお父さんが「わたしもあなたの父親になりたかったけどね」と言うところでは慟哭してしまいました。

 
siawase 2009/10/20(Tue)16:49:55 編集
siawaseさま
はじめまして。
読んでくださってありがとうございます。
こうして誰かのもとにこのブログが届いていくことが本当に嬉しいです。
私一人で書いているのではないのだなあとしみじみ思います。
彼のお父さまのこの言葉は今自分で読んでも涙が出てきます。
コメントして下さってありがとうございます。
chon 2009/10/20(Tue)19:00:03 編集
無題
竹内芳実 様

ありがとうございます。
私もashikabi様のブログから知りました。
等身大の素直な言葉で、僕も一気に読ませていただきました。

言葉にしてくださって、本当にありがとうございます!

ひでさん、ありがとう。
芳実さん、ありがとう。

ありがとうございます。

お二人にお逢いしたことは一度もないですが、
本当に大切なことを教えていただいています。


お二人の愛が、僕の中にもすぅーっと広がりました。
本当の「愛」に触れるとこんな気持ちになるのだなぁ~って、自分でも自分に驚きました。


ありがとう。
ありがとう!!!








池田力紀 2009/10/20(Tue)20:15:33 編集
池田力紀さま
ありがとうございます
私も彼に教えてもらったんだと思います。
私はただ自分の体験を思いだすまま、そのまま文字に起こしてみただけです。
そういう役割なんだなあと思います。
ちゃんと伝わっていることに感動しています。
うれしいです。
chon 2009/10/20(Tue)23:14:38 編集
はじめまして。
ashikabiさんのブログからきました。

一気に最後まで読んで、長い間の私の怒りの訳がわかりました。泣いて泣いて、心が静まった時、ただ愛するだけでよいのだと、怒りを手放すことができそうな気がしています。

このブログに出会えた事をとても感謝しています。

kazu 2009/10/20(Tue)23:40:00 編集
kazu さま
コメントありがとうございます。
私は彼が亡くなってからほぼ二年間は毎晩泣きました。よかれと思って慰めてくれた友人を二人、怒りにまかせて失いかけました。知識だけの真理では癒されないということがよくわかりました。
感情は表現し、解放されることで自然と穏やかな心に戻っていく性質のようです。
きっと大丈夫です。
chon 2009/10/20(Tue)23:56:42 編集
無題
芳美さん

お久しぶりです。
私も皆様と同じように、ashikabi様のブログから来させていただきました。



泣きながら、

色々な自分の気持ちと再開しながら、読ませていただきました。

今、ここにある沢山の愛を再確認させてもらえました。


ありがとうございます。


芳美さんの伝えたいこと、受け止めたいです。

そして、必要としている誰かに、伝えたいです。


私も、リンクさせて頂いてよいでしょうか?

うっち~まま 2009/10/27(Tue)22:05:48 編集
ありがとうございます
ashikabiさんのブログのコメントを拝見して、
どなたか分かりました!
お久しぶりです
読んでくださってありがとうございます。
リンクしてくださるのはとても嬉しいです。
愛知の皆様にもよろしくお伝えください。
とても心強いです。
chon 2009/10/28(Wed)09:07:54 編集
ありがとう
大切な人を亡くした彼女にどうしてあげたら良いのか。悩んでいました。本当にありがとうございます。
rei 2009/10/31(Sat)01:03:03 編集
reiさま
コメントありがとうございます。
ブログを公開して本当によかったです。
ただそばで聞いてくれる人がいるだけで、本当に気持ちがやわらぐんです。
reiさんのような方に読んでいただけて本当に嬉しいです。どうぞ、その方を静かに優しく見守っていてあげてください。
chon 2009/10/31(Sat)10:46:10 編集
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